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最近はビルトインコンロを採用している家庭が多いのではないでしょうか。見た目が良いだけでなくガスホースが内部にあるため、誤って傷つけたり外れてしまったりすることが少なく、安全だからというのが大きな理由でしょう。

段差がないので掃除しやすいのも利点ですが、だからといってメンテナンスをしなくても良いわけではありません。ここでは、ビルトインコンロを清掃する際のコツや注意点をご紹介します。


まずは天板を外してみましょう

ビルトインコンロの天板というのは、全体を覆っているカバーのことを指します。インターネットで検索すると、手で持ち上げれば簡単に外せると解説しているサイトを見かけます。しかし、これはあくまでも一部のメーカーのビルトインコンロです。

鵜呑みにしてしまうと最悪の場合破損する恐れもありますから、慎重に行いましょう。まずは五徳を外しますが、五徳とはヤカンや鍋などを火にかける部分に付いている鉄でできた部品です。どのようなコンロでもただ乗せているだけなので、持ち上げれば外せます。

五徳も天板同様に汚れやすいため、ついでに洗っておくと良いでしょう。その後、天板を隅々までチェックしておきます。メーカーによってはビスで固定していることもありますので、それを知らずに力任せに天板を持ち上げると歪ませてしまうかもしれません。

特に奥の方にビスがあることが多いため、見つけたらドライバーで外して無くさないように大切に保管しておきます。この段階で天板を持ち上げると外せるビルトインコンロもありますが、中にはスライドさせるタイプやボタンを押してストッパーを解除しないといけないものもあります。

説明書があれば事前に確認してから行うか、なければネットでどのタイプのビルトインコンロかを調べてから作業するのがおすすめです。

ゴムパッキンの掃除の仕方

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ビルトインコンロの天板を外すと、いろんなところにゴムパッキンが使われていることがわかります。そして、長年放置していた場合、油まみれになっていることが多いでしょう。そのため、一度湯につけて油汚れを柔らかくしてから洗剤で洗っておきます。

ただし、ここで注意したいのは温度が高い湯を使用するとゴムが変形してしまうことがあるという点です。

縮んだり伸びたりしてしまうと元の状態に戻せなくなりますから、用意する湯は40度くらいまでにしておくのが無難です。乾燥させる際にも注意が必要で、紫外線に当てると一気に劣化が進んでしまいます。下手をすると元に戻す際に少し引っ張っただけで千切れてしまうこともありますから、それを避けるためにもタオルで拭いて水気を取り除いたら、日陰の風通しが良い場所で干しましょう。

あまりにも傷みが激しいようなら、新しいゴムパッキンに交換した方が安心して使えます。

天板や本体についた油汚れの落とし方

どのような使い方をしているのかでも多少違いますが、ビルトインコンロに付着した汚れのほとんどは油です。そして、そこに埃などが混ざって固まっていることが多いです。そのような汚れを落とすためには、重曹を使うと意外と簡単に取ることができます。

それほど汚れが酷くないものについては、200ccの水に小さじ一杯程度の重曹を溶かして、霧吹きに入れて吹き付けます。しばらくすると汚れが浮いてくるのでスポンジでこすり、後は水洗いして乾かせば完了です。しかし、分厚く固まった油の場合はこの方法では落とせない場合が多いです。

その時はまず重曹を適量取って、そこに少し水を加えます。それを練っていき、乾いてくるならまた水を足すという作業を繰り返します。すると重曹はペースト状になるため、これを汚れが酷いところに塗りつけましょう。そのまま2、3時間放っておけば汚れが取れやすくなります。

この重曹のペーストなら垂れてこず、ガスコンロ周りの壁にこびりついた汚れを取り除くのにも使えて便利です。

見逃してしまいがちなところ

天板を含めて大きな部品に付着した油汚れについては、比較的目立つので汚れていると気がつきやすいです。特に白を基調としたビルトインコンロならさらに油汚れを発見しやすいでしょう。

そのため、こまめに拭いているという人は多いのではないでしょうか。

ところが火が出る部分に関しては、何年も手をつけていない状態になっている場合が少なくありません。しかし、ゴミが溜まったり、汚れがついたままにしておくと火がつきにくくなったり、特定の場所しか火が出なくなるなど危険です。

そこで天板を外して掃除をするなら、五徳と同様にその周辺もついでに清掃してしまいましょう。鉄のカバーが被さっているので、それを外すと凹凸が見えます。そこを使い古した歯ブラシでこすると、たいていの汚れは取れます。

もしもそれでも取り切れないなら、水で湿らせたスポンジでこすってみましょう。また、火花を出す部分がありますが、その先端が汚れていると火がつきにくくなる原因になります。キッチンペーパーで優しく拭いてきれいにしておきましょう。

ビルトインコンロとレンジフードを素敵にリフォーム

やっておくと良いこと

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ビルトインコンロ自体はそれほど複雑な構造にはなっていませんが、普段あまり分解することがないため見慣れない部分が多いです。

そのため、掃除が終わっていざ元の状態に戻そうとした時にどうなっていたのかが良いのかわからず、戸惑うことがあります。ガスや火を使う場所ですから間違った組み立て方をして事故が起こると大変です。

そこで何か一つを外したら、その度にスマートフォンなどで写真を撮って記録に残しましょう。すると、作業がスムーズに行えます。他にも気をつけておきたいのは、ビスが固くて動かないのであれば無理をして外さないことです。

単に劣化して錆びている場合や油が付着して固まっている、あるいはドライバーのサイズが合っていないなど理由はさまざまです。いずれにしても力ずくでやった結果、ビスの頭を潰してしまうと2度と分解できなくなります。

仮にガスコンロの業者にお願いした場合でも余計な施工費用が必要になることがありますし、最悪の場合には買い換える羽目になります。そして、天板を外す程度なら問題はありませんが、それ以上分解するなら保証の対象外になるかもしれないことは理解しておきましょう。

本来なら壊れたら無料で修理してもらえたのに、ビスを外したせいで有料になってしまうかもしれません。例えそれが清掃のためでも、分解をすると保証が外れることがほとんどです。不安なら保証書を探して確認するか、購入した店舗に問い合わせると良いでしょう。